太宰府天満宮 飛梅

先日、所用で福岡へ行ってきました。


あいまに太宰府天満宮探梅してきました。

東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春なわすれそ 菅原道真


延喜元年(901)、太宰権帥に任命され、住み慣れた京を離れることになった道真公。


梅はあるじを忘れるどころか、後を追って一夜のうちに太宰府へ飛来します。

それが飛梅です。

改修中の社殿の脇にひっそりと佇んでいます。

ほとんど蕾ですが、かろうじて開花していました。

飛梅の花です。

大勢の観光客で賑わっていたのですが、


飛梅に興味を示す人はほとんどいませんでした。

さびしいですが、これがいまの日本なのでしょう。

梅園をめぐりましたが、こちらも開花はまだまだでした。

豊かな蕾の数。

紅梅に彳ちて美し人の老   富安風生

茶屋はどこも店休日。

インバウンドの喧騒を離れて楽しむことができました。

石蕗の花はすっかり綿毛に。

春を待つばかりです。


立派な絵馬殿。九州最古だそう。

大きな楠の木。こうした神々しい巨木がいくつもあります。

絵馬殿のほうが日当たりが良いようで、

しっかり咲いていました。

白梅。

蕾の密度がすごいです。

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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