大阪・船場 芭蕉翁終焉の地

師走の大阪です。


所用で出張してまいりました。

あいまに芭蕉の終焉の地を訪れました。場所は船場です。

この石碑、御堂筋の真ん中にあります。

交通量も多いですので、訪れる際は車にお気をつけください。

「天下の台所」と呼ばれた大阪。


なかでも船場は当時の大坂の商業の中心地でした。

いまもオフィス街で、その名残が感じられます。

芭蕉は花屋仁右衛門という商人が所有する離れ座敷で亡くなりました。


江戸で成功を収め、東北・北陸の旅も達成した芭蕉は、


続いて西国進出をもくろんでいたのですが、その志半ばで倒れてしまったのです。

当時、江戸はまだまだ新興都市。


経済・文化の中心地は京阪でした。

長い戦乱の世から太平の世へ。


町人が文化をリードしていく時代になっていきますが、


その最先端の地がここ船場だったわけです。

芭蕉終焉の地が船場であったことはある意味、必然であり、


象徴的なことではないでしょうか。

北御堂(西本願寺津村別院)。

こちらは南御堂(東本願寺難波別院)。ビルの奥にあります。


この二つの御堂が御堂筋の名の由来です。

御堂筋の龍の玉

どうぞ良き一日をお過ごしください。

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