向島百花園 虫ききの会 4 南蛮煙管

おはようございます。


土曜日の朝、いかがお過ごしでしょうか。

本日も向島百花園をご紹介します。

池にはカルガモ。蓮のほとりに佇んでいます。

水は澄み、

蓮の姿も秋めいてきました。

こちらは陸に植えてあった蓮。

美しいですが、ちょっと不気味でもあります。

青柚でしょうか?でしょうか?

ご存じの方、メールで教えてください。

晩夏から初秋の季語にたくさん出会うことができます。

すすきの根本をかき分けると、

南蛮煙管(なんばんぎせる)です。


思草ともいいます。


道の辺の尾花が下の思ひ草 今さらさらに何をか思はむ   作者不詳『万葉集』


この「思ひ草」は南蛮煙管のことだといわれています。


和歌で詠まれているのとおなじように、


すすき(尾花)の下に隠れるように咲いています。


まさに「尾花が下の思ひ草」、


ひそかに恋心を抱いているのです。

ふだん、あまり見かけない花ですが、


日本人にとってかつては馴染みの花だったようです。

どうぞよき週末をお過ごしください。

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