若狭 3 福井の梅

小浜駅に到着しましたが、


あいにくの大雨ということもあり、宿へ直行します。


小浜市の東、阿納(あの)という港に宿をとりました。

若狭佳日という宿です。


もとは民宿であったのを現代的な内観の宿にリノベーションしたものです。


まだグランドオープン前なのですが、


それでもじゅうぶん豊かな時間を満喫できました。

ロビーは蔵を改装したもの。

扉が重厚です。

阿納は漁業(養殖業)と民宿で成り立つ小さな港町です。

古くは北前船の寄港地として栄えました。


その名残がこの建物からも感じられます。

二階から。


もともと蔵ですので、天井が高く、吹き抜けになっています。

隠れ家感があり、とても落ち着きます。

創業1806年、小浜・志保重の「ひとやすみ羊羹」。

コーヒーやお酒、ソフトドリンクが自由にいただけます。


奥に気になるものが貼ってあります。

阿納は梅と柿が名産とのこと。


梅といえば紀州が有名ですが、ここ福井は日本海側最大の梅の産地。

福井梅といわれます。(写真は「ふくいドットコム」より)


歴史は古く、天保年間(1830~1844年)に栽培を開始、


明治時代に本格的に生産出荷されるようになりました。


小浜で最初に梅の栽培が始まったのは阿納だそうです。


たしかに家々には梅が植えてあり、梅林もそこかしこにありました。


写真を撮れなかったのが悔やまれます。


梅の花のころにまた訪れてみたいです。

というわけで梅のサイダーをいただきました。


炭酸の泡と青梅の香りがあいまって、いちだんとすっきり清涼感があります。


サイダーは夏の季語ですが、


湿気の多い時期には最高の飲み物ですね。


移動の疲れも飛びました。

若狭・小浜の旅。


なかなか本題に入ることができませんが、気長にお付き合いください。


どうか良い一日となりますことを。





大谷弘至 official site

俳句「古志」主宰

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