髙田正子さん著『日々季語日和』 そして人形町

俳人の髙田正子さんの『日々季語日和』(コールサック社)のご紹介です。

帯文は長谷川櫂前主宰です。


季語にまつわるエッセイ集ですが、

実(じつ)のある文章を書かれる方だとあらためて深く感じ入りました。


一茶についても書かれています。

「露(二)」です。

一茶もたっぷり吸った信州柏原の空気がびしびし伝わってくる名文です。


おすすめの一冊です。


以下、別件、おまけです。


夫婦でお世話になっている方とランチ会でした。

コルディアーレ(@人形町)

有意義なオフを賜りました。

御縁に感謝です。

通い慣れた人形町ですが、お昼に歩く機会はあまりありませんでしたので新鮮でした。

路地裏の花。

薔薇でしょうか?棘が見当たりませんでした。


薔薇といえば、髙田さんの御著書では、


バラ散るや己がくづれし音の中 中村汀女


が取り上げてありました。

「薔薇はわがまま?」という章もありました。

さつま(@人形町)

ばい貝

いまでは身近な食べ物ですが、

千倍、万倍と福を呼ぶ縁起物で、もともとは正月料理だったそうです。

そのため新年の季語になっています。現代の感覚では少し違和感がありますね。

初鰹

千倍、万倍、みなさまに福が訪れますことを。

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