大谷弘至2022.08.25 09:00書評掲載 東京新聞 25日付 『楽しい孤独』8月25日の「東京新聞」情報BOXにて『楽しい孤独 小林一茶はなぜ辞世の句を詠まなかったのか』(中公新書ラクレ)が紹介されています。まだお読みになっていないという方は、『楽しい孤独』、ぜひ手にとっていただけますと幸いです。楽しい孤独 小林一茶はなぜ辞世の句を詠まなかったのか -大谷弘至 著|中公新書ラクレ|中央公論新社 老(おい)が身の 値(ね)ぶみをさるるけさの春 一茶「値踏みをする」は「値段を見積もる」という意味です。老人である一茶に対して、世間の目はあたかも商品の値段を付けるかのようであるというのです。一人住まいの貧しい老人である自分は価値のない存在としてみられている……一茶は、そんな世間の冷酷な視線ですら面白がり俳句にしてしまいます。いったいどうやったら、そんなことができるのでしょうか。 本書は、一茶の生涯をたどり、彼が遺した俳句を味わいながら、つらいことばかりが多い人生と向き合い、世間という荒波の中でどのように暮らしていけばよいのか、生きるヒントを探る旅のガイドブックのようなものなのかもしれません。www.chuko.co.jp大谷弘至 official site俳句「古志」主宰 和光大学俳句部顧問フォロー2022.08.29 09:00古志YouTube句会(特別企画)のお知らせ2022.08.20 09:00古志YouTube句会(8月)のお知らせ0コメント1000 / 1000投稿
0コメント